BS5266-1に関する知識・情報の提供
海外規格リサーチャーは、中近東、インド、東南アジア等の海外プロジェクトに携わっている方に向けて、BS 5266-1に関する知識・情報を提供します。
BS 5266-1:2011、非常照明-1編:非常避難照明のための実務規定は、映画館や娯楽施設を含む建物構内の非常照明用の英国の規格です。この規格は非常照明に関する下記の6規格の中心になる規格です。
・BBS 5266-1:2011、非常照明-1編:非常避難照明のための実務規定:住居以外のほとんどの敷地構内における非常照明の対策と運転に関する一般的な勧告と手引きを与える。
・BS EN 1838:1999 (BS 5266-7:1999)、照明適用-非常照明:非常照明によって提供されるべき照度を規定する(照度、持続時間、カラーを含む)。
・BS EN 50172:2004 (BS 5266-8:2004)、非常避難照明システム:様々な敷地構内用の非常照明の最小限の対策と試験を規定する。
・BS EN 60598-2-22 :1998+A2:2008、非常照明用の照明器具:非常照明システム用の電池内蔵型、及び、中央電力型の照明器具を規定する。
・BS EN 62034:2006、バッテリー電力の非常避難照明用の自動試験システム:バッテリー電力非常照明用の試験システムを規定する。
・BS EN 50171:2001、中央電力供給システム:非常照明用の照明器具のための中央電力供給システムを規定する。
BS 5266-1は、非常照明を2つのカテゴリー、非常避難照明とスタンドバイ照明に分類します。非常避難照明は、居住者を最終出口へ誘導するための非常照明で、避難ルート、オープンエリア、及び、ハイリスクタスクエリア三つのエリア用に分けられます。スタンドバイ照明は、もし主照明がなんらかの理由で故障したならば、通常の活動(例、手術、航空管制)を継続することを可能にするために設置されます。
実際に設計するためには、非常照明器具メーカーが発行している資料を参照する必要があります。その具体的な方法をトーマスアンドベッツ、ABB等のデータを用いて説明いたします。